混乱しやすい単語3ペアー
英語にはよく間違えて使われる単語がいくつかあります。ESLの生徒よりもネイティブスピーカーの方がよくわかっていない場合もあるほどです。英語を第二言語として学習すると、言葉の使い方、選択、そして意味合いに対して注意深くなります。
混乱しやすい単語
今回のブログで紹介される混乱しやすい単語を覚えて、アメリカ人の友達を驚かせてみましょう。ネイティブスピーカーの英語を直せたらかっこいいですよね!
Ironic(皮肉)vs Coincidental(一致した、偶然の)
Ironicという単語は反語的な意味合いがあります。実際の結果が予想と違っていたということを、皮肉でユーモアのある言い方をすることを言います。誰かや何かに対して、実際の発言とは全く反対の意味をするときに使われます。
例:It’s ironic how determined President Trump is to see Hilary Clinton ‘brought to justice’.
I can’t help but think of “life insurance” as an ironic concept.
“Coincidental”という単語は何かが思いもしなかった時に起こる(故意的ではない)、又は何かが同じ時に起こる時に使われます。
例:I ran into my ex coincidentally on my wedding day!
We are coincidentally engaged to people named Chris.
Ironicという単語は変わった、面白い、面白可笑しいことを表現する時に、よく間違って使われます。そしてなぜかCoincidentalという単語を使うべき時にIronicという単語を使う人もいます。
Imply(意味する、暗示する)vs Infer(推測する、推論する)
Implyという単語は何かの存在、正確さ、信頼性を暗示させることを言います。(記述されていないこと)。又、何かに対し明確な、理論的な結果を提案する意味合いもあります。
注意:作家や話し手はImplyを使います。
例:He implied, I was lazy.
A bad employee review implies I won’t be getting a raise.
Inferという単語は、証拠から、又は自分が思いついた理由、知識などを基に結果を下したり、推測したり、仮定したりすることを言います。
注意:聞き手はInferを使います。
例:You shouldn’t infer that your boss intends to write you a bad employee review.
この2つの単語は文の中で第二者、第三者が出てきたときに混乱しやすい単語です。なぜか無意識に聞き手の立場に立ち、聞き手からの見解になることが多いようです。
Comprise (構成する) vs Compose(成り立たせる)
Compriseという単語は、何かで作られた、又は何かを含むという意味です。
例:My favorite scent comprises a mixture of 8 essential oils.
Composeという言葉は何かを作る、書く、(作曲家など)又は物、部品、要素などを集めることを意味します。
例:The scent is composed mainly, of white pepper and iris root.
この2つの単語は一つ前のペア―よりもどちらかというとニュアンスが違うと言った方がいいでしょう。同じことを意味している様に見えるかもしれませんが、実際は違います。Compriseは全体を意味したいときに使います。(全体を作り上げる全ての要素、部分を含める)Composeは全体の一部を意味する時に使われます。
そして、Compriseは文の始めに使われることが多いのに対し、Composeは文の終わりに使われることが多いです。
今回のブログで紹介された3ペアーはあまりにも複雑なため、あえて使わない方がいいのではないかと思うかもしれません。ですが、ESLの生徒が難しい英単語やその意味を学ぶと、英語の理解力が増し、新しい見解や思考パターンを学べるという利点があります。研究家、Johnson O’Connorの20年に渡る研究によると“その人の単語力によって、どれくらいその人がキャリアにおいて成功するかが予測できる”などとも言っています。